問題105                 


次は、警備員の現行犯逮捕に伴う実力行使について述べたものであるが、誤りはどれか。

@ 現行犯人を逮捕する場合であっても、必要な限度を超えた実力の行使は許されない。

A 相手が犯罪者であっても、抵抗しない相手に無用な暴行を加えて傷を負わせれば、傷害罪の刑事責任を負う場合がある。

B 逮捕に伴う実力行使の限度は、警備員という身分、犯人の挙動その他その際の具体的な状況に応じて、社会通念に照らして必要最小限のものである必要がある。

C 施設管理権を有する警備員の実力の行使は、契約先の財産を守るという警備業務の目的を有するから、一般人の場合よりも幅広く認められている。

D 逮捕に基づき、ある程度の実力行使が許される場合があるが、それは必要最小限のものであり、これを拡大解釈するようなことがあってはならない。




























解答と解説

正解はC

@ABDは、正しい。
Cは、警備員であっても、一般私人を超える権限は与えられていないので、誤り。












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