問題29                 


次は、警備業務実施の基本原則に関して述べたものであるが、適切なものはどれか。

@ 交通誘導警備業務を行っている付近の交差点が著しく混雑してきたので、事故防止の観点から、信号機の信号とは異なる車両誘導を行った。

A 保安警備業務に従事中、煙草を吸ってたむろしている高校生を発見したので補導し、厳重注意のうえ保護者に引き渡した。

B 施設内を巡回中、不審な人物を発見したので施設管理権に基づき、職務上の質問を行った。

C 窃盗犯人を現行犯逮捕し、警察官に引き渡すために必要最小限の住所のみの取調べを行った。

D 労働争議が発生している会社の正門前において、ビラを配っている労働組合員が来訪者の通行の邪魔となるので、契約先の要請によって排除した。


























解答と解説

正解はB

@ACDは、適切ではない。
Bは、施設内であるので、不審者に対して管理権に基づき、職務上の質問は当然の行為であり、適切である。警備員は特別に権限を与えられているわけではないので、そのほかはいずれも行き過ぎの行為で、適切ではない。












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