問題30                 


次は、警備業務実施の基本原則についての記述であるが、正しいものはどれか。

@ 警備員が行う交通誘導警備業務は、交通事故の発生を防止するために行っているので、交通の混雑状況等、場合によっては、警察官と同様の権限を有する。

A 警備業務を行うに当たって、一般私人と同様に警備員は、特別に権限を与えられているものではないことに留意し、職務上の質問等の行為は、施設管理権において許される範囲内にとどめる必要がある。

B 警備員は、業務の性格上、危険性が認められることから、都道府県公安委員会規則で護身用具の携帯ができることと定められている。

C 警備業務を行うに当たって、明白な権利、自由の侵害でなければ、ある程度の干渉は差し支えない。

D 警備業務は、他人の需要に応じて行うものであるが、需要者の要望に応じて労働組合の正当な活動に干渉することができないため、労働争議が行われている会社の施設警備業務を行うことはできない。




























解答と解説

正解はA

@BCDは、誤り。
@は、特別な権限がない以上、警察官と同様の権限はない。Bの都道府県公安委員会規則では、携帯できる護身用具の携帯を禁止又は制限することができると規定している。Cは、「ある程度の干渉」も許されない。Dは、「労働組合の正当な活動に干渉することができない」が、労働争議が行われている会社の施設警備業務を行うことまで制約は受けないので、@BCDは、誤り。












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