問題81                 


次は、違法性阻却事由に関する記述であるが、誤りはどれか。

@ 法令による行為及び正当な業務による行為は、違法性が阻却される。

A 防衛の程度を超えた防衛行為は、情状により、その刑を減軽又は免除される。

B やむを得ずにした行為である正当防衛は、程度を超えない限り、違法性が阻却される。

C 自宅に火をつける自損行為や被害者の承諾による殺人は、違法性が阻却される。

D 「やむを得ずにした行為」で「必要な程度を超えない」緊急避難は、違法性が阻却される。




























解答と解説

正解はC

@ABDは、正しい。
Cは、自損行為であっても放火罪のように個人の財産だけにとどまらず、社会全体の安全を保護するために設けられた罪及び殺人罪のように重要な犯罪については、承諾があっても別の犯罪として規定があるので違法性は阻却されないので、誤り。












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