問題92                 


次は、住居侵入罪についての記述であるが、適切でないものはどれか。

@ 犯罪行為を行う目的で侵入したときは、「正当な理由がないのに侵入」したことになる。

A 家人又は看守者の意に反して、例えば、これらの者が錯誤によって承諾した場合でも、本来その意に反するであろう場合は、「正当な理由がないのに侵入」したことになる。

B 常駐する警備員が巡回中に、隣接の工場に窃盗を目的に侵入しようと施錠を外しかけている不審者を発見した場合は、窃盗罪の現行犯人として逮捕できる。

C 正当な理由がなく、合鍵、のみ、ガラス切り、その他の住宅等に侵入するために使用されるような器具を隠し持つと軽犯罪法又は指定工具等を所持していれば、特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律の罪に該当する。

D 要求を受けて退去しない、いわゆる不作為犯における要求は、この権利を有する者の要求であることを要する。




























解答と解説

正解はB

@ACDは、適切である。
Bの隣家の工場に窃盗を目的に侵入しようと施錠を外しかけている不審者を発見した場合、住居侵入未遂罪となるので窃盗罪は、誤り。












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