問題98                 


次は、横領罪について述べたものであるが、誤りはどれか。

@ 刑法は、横領の罪として横領罪(第252条)、業務上横領罪(第253条)、遺失物等横領罪(第254条)を規定している。

A 横領罪と業務上横領罪(この両罰は併せて委託物横領罪とも呼ばれる。)は、財物の委託に基づく信任関係に違背することを要求する。

B 遺失物等横領罪は、財物の委託関係を前提としないものである。

C 横領罪における「物」とは、動産のみで不動産は含まれない。

D 横領の形態の主な物に、目的物の着服、費消、貸与、抑留、拐帯、搬出、売却、贈与、交換、入質、抵当権の設定、共有物の独占などがある。






























解答と解説

正解はC

@ABDは、正しい。
Cは、物に対する事実上の支配に限らず、法律上の支配も含まれるので、動産のほか不動産も含まれるので、誤り。












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